小澤征爾さんの音楽

  全くのクラシック素人ではありますが、小澤征爾さんの名前は知っていて、先日訃報がニュースで流れていて正直驚きました。


 これを機に、というのもいささか変ではありますが、小澤さんの音楽を聞いてみることにしました。

 Apple Musicを開けば、一発で揃うのがなんともありがたいところです。最近はクラシック専門のアプリもリリースされました。

 説明には、小澤さんの音楽は「常に楽譜に忠実」とありました。数曲聞いてみたのですが、チャイコフスキーのくるみ割り人形「花のワルツ」なんかは、素人感覚でも、音がはっきりと出ているように聞こえ、まさに楽譜に忠実にされているのかなと思いました。


 ニュースでは、小澤さんが指揮をする映像がいくつか流されていました。一番印象に残っているのは、2016年に川崎の小学校に出張授業で小澤さんが教えている映像です。

 音楽に大事な点としてあげられるものの一つに、「ハーモニー」を挙げ、子どもたちと音の重なりを大事にしながら発声をしている場面でした。音が重なるあの瞬間、子どもたちも「すごい」と感動したことと思います。その時の小澤さんは、耳を澄ませて、音をしっかりと聞きながら創り出そうとされている様子で、それをみて素敵だなと感動しました。

 小澤さんの生涯、指揮者として、音を大事にされてきたその姿に感動しました。若手の指揮者の方に教える姿も放送されていましたが、擬音や身振り手振りで伝えようとするそのエネルギッシュな姿からは、小澤さんの音の捉え方や考え方が見て取れたようでした。


 もっと早く聞いておきたかったと後悔するほど、小澤さんの音楽に今心を奪われています。

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